コンサート

都響 C定期(大野和士のロシア音楽)

 ◆ 東京都交響楽団 第854回定期演奏会

 20180410

 指揮:大野和士

  リムスキー=コルサコフ作曲/序曲「ロシアの復活祭」
  ボロディン作曲/ダッタン人の踊り
  チャイコフスキー作曲/交響曲第3番「ポーランド」

 東京芸術劇場にて。

 前半2曲は「ロシア音楽名曲集」のようなCDにはよく収録されているものの、コンサートではなかなか聴くことができない。

 そんなこともあって、ちょっと期待したのだけれども、「ロシアの復活祭」は如何せん曲が今一つ面白くない。演奏も普通なので盛り上がらない。

 続く「ダッタン人…」もCDで色々な(素晴らしい)演奏を聴いているので、あまりにかしこまっている感じで、やはり物足りない。

 後半のチャイコフスキーは後期の3曲のような深刻さは無く、バレエ音楽を聴いているようなところもあり、単純ではあるけれども率直に楽しめる。

 演奏の方は力が入っていて忙しなく、もう少し落ち着て欲しいとは思ったけれども、この曲の副題にもなっている終楽章のポロネーズは十分盛り上がりました。

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都響 B定期(大野和士のマーラー)

 ◆ 東京都交響楽団 第853回定期演奏会

 20180410

 指揮:大野和士

  G・マーラー作曲/交響曲第3番

 サントリーホールにて。

 気持ちをストレートにぶつけたような熱演・力演。オーケストラ(ソロも含めて)もとてもよかった。

 ただ、第6楽章などは高いところへ昇っていくというよりも、あまりに『現実的』な音楽のようにも聴こえた。

 大野さん、やけに短い指揮棒使っているなと思っていたら、第1楽章の最初で譜面台にぶつけて折れてしまったみたいです。

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都響 C定期(インバルの悲愴)

 ◆ 東京都交響楽団 第851回定期演奏会

 20180330

 指揮:E・インバル

  シューベルト作曲/交響曲第8番「未完成」
  チャイコフスキー作曲/交響曲第6番「悲愴」

 東京芸術劇場にて。

 情緒過多にならないドライな音楽。「悲愴」での鳴らしっぷりなどは気持ちいいけれども、管楽器には「?」となるところも多々あって、今一つしっくりこない。

 「悲愴」の最後はフライング拍手こそなかったけれども、かと言って強い感銘を与えたというのでもない。オケも割とあっさりと引っ込む。

 明日も同じプログラムでのコンサートがあるようで、お互い、まだ手探り状態なのか...。

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都響 B定期(インバルの幻想)

 ◆ 東京都交響楽団 第850回定期演奏会

 20180326

 指揮:E・インバル

  D・ショスタコーヴィチ作曲/ピアノ協奏曲第2番(独奏:アレクサンドル・タロー)
  H・ベルリオーズ作曲/幻想交響曲

 サントリーホールにて。

 その昔、このコンビで「幻想交響曲」聴いた記憶があるよなぁ...と思っていたら「前回の都響との演奏(1997年)から21年」とのことで、もうそんなに経ったのかと感慨深い。

 サウンドそのものはソフトなのだけれども、大柄でメリハリのついた音楽。終楽章の金管(特にチューバ)や、舞台裏からの鐘の強打。迫力のある演奏はさすがに楽しめた。

 前半の協奏曲は、とても繊細なピアノで、それに反してオケの音が豊か過ぎてピアノを消しがち。第1楽章の最初から、ピアノの第1主題が聴きとりづらい。アンコールで繰り返された第2楽章は◎。

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音楽大学フェスティバル・オーケストラ(準・メルクル)

 ◆ 音楽大学フェスティバル・オーケストラ

 20180324

 指揮:準・メルクル

  ドビュッシー作曲/交響組曲「春」
  シューマン作曲/交響曲第1番「春」
  ストラヴィンスキー作曲/バレエ音楽「春の祭典」

 東京芸術劇場にて。

 チケット代が安かったのと曲目に惹かれて足を運んだコンサート。プログラムは「春」三題。

 首都圏と愛知、9つの音楽大学の学生によるオーケストラ。管打楽器は曲ごとにメンバーが入れ替わっていました。

 細かいキズもあり、全体的に鳴らし過ぎな感もあったけれども、(若い?)パワーで押し切ったような後半の「春の祭典」が圧倒的に楽しめた。

 それに比べると前半は今一つ。

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ソヒエフ& トゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団

 ◆ トゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団

 20180315

 指揮:トゥガン・ソヒエフ

  グリンカ作曲/「ルスランとリュドミラ」序曲
  ハチャトゥリアン作曲(ランパル編曲)/フルート協奏曲(独奏:E・パユ)
  ドビュッシー作曲/シランクス(アンコール)
  チャイコフスキー作曲/バレエ音楽「白鳥の湖」から
  【アンコール】
  ビゼー作曲/オペラ「カルメン」前奏曲

 サントリーホールにて。

 「白鳥の湖」は「序奏」に始まり「終曲」で終わる、大よそバレエの曲順に曲を並べた抜粋版で、有名曲はほぼ網羅されていて選曲的に問題無し。

 弦楽器・木管楽器を中心にしたサウンド。華やかな色彩感があり、金管楽器もよくコントロールされていて、『迫力』だけで聴かせる演奏ではない。丁寧にニュアンスも付けられていて、決して力任せのロシア物になっていない。

 ハチャトゥリアンは「ヴァイオリン協奏曲」のヴァイオリン・パートをフルートに移し替えたもので、オケは打楽器も含めた3管編成。

 そもそものコンセプトが無謀な気もするけれども、オケに対峙するフルートはほとんど力技。カデンツァなどではハチャトゥリアン独特の美しいメロディを聴かせながら、パユはパワフルに吹き切りました。

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ウエスト・サイド・ストーリー(P・ヤルヴィ&N響)

 ◆ ウエスト・サイド・ストーリー(演奏会形式)

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 ▲ P・ヤルヴィ指揮/NHK交響楽団

 オーチャードホールにて。

 音楽とそれに被さる台詞の部分を演奏した「シンフォニー・コンサート版」(つまり、音楽無しの部分の台詞はカット)。なのでストーリーよりも、あくまで音楽を楽しむコンサート。

 演奏時間は正味1時間半(幕間の休憩30分)。次から次へと有名なナンバーが歌われるので飽きることなく楽しめる。ただ、音楽だけだと第2幕が今一つ物足りない。

 『演奏会形式』ということでやむを得ないかもしれないけれど、全てにお行儀が良く、不良少年少女のストーリー、ピリピリとした緊張感、エネルギーが感じられない。

 オケは、弦を中心にしたクラシカルな雰囲気のナンバーはいいけれども、ブラスや打楽器が加わる複雑なリズムの部分では今一つピリッとしない。

 トランペット、トロンボーンは『本職』の奏者を入れて欲しかった気もするけれど、そうしたら「N響」にならないか...。

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ローエングリン(二期会)

 ■ ワーグナー作曲/オペラ「ローエングリン」(東京二期会オペラ劇場)

 20180222

 ▲ 準・メルクル指揮/東京都交響楽団/深作健太(演出)

 東京文化会館にて。ワーグナーのオペラ(楽劇)をナマで観るのは初めて。

 休憩を入れて4時間強の長丁場だったけれども、対訳もあったおかげか音楽は最後まで楽しめた。

 ただ演出は...終始舞台にいた白シャツの男性は行方不明になったエルザの弟?彼が幕間でとっていたあのポーズは??第3幕でローエングリンのキャラ変わった???ローエングリンが拘束されていたのはなぜ???最初と最後に現れた大きなデジタル時計は????...等々、ワーグナー初心者には「?」がいっぱいでした。

 ちなみに、演出の深作健太氏は深作欣二監督の息子さんだそうです。

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都響 プロムナード(準・メルクル)

 ◆ 東京都交響楽団 プロムナードコンサート

 20180210

 指揮:準・メルクル

  メンデルスゾーン作曲/序曲「フィンガルの洞窟」
  ドヴォルザーク作曲/チェロ協奏曲(独奏:エドガー・モロー)
  シューマン作曲/交響曲第3番「ライン」

 サントリーホールにて。

 くっきりとした輪郭のキビキビとした音楽運び。前半はちょっと落ち着かなかったけれども、「ライン」は手の内に入っている感があり楽しめた。

 都響との初顔合わせ。意外に相性はいいかも。

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都響 C定期(大野和士のトゥーランガリラ)

 ◆ 東京都交響楽団 第848回定期演奏会

 20180110

 指揮:大野和士

  ミュライユ作曲/告別の鐘と微笑み~オリヴィエ・メシアンの追憶に(ピアノ:ヤン・ミヒールス)
  メシアン作曲/トゥーランガリラ交響曲(ピアノ:同上/オンドマルトノ:原田節)

 東京芸術劇場にて。

 本当に久々に聴いた「トゥーランガリラ…」(CDは持ってない)。一番印象に残ったのが、弦やオンドマルトノの甘美な「愛のテーマ」にピアノなどが絡む第6楽章。

 「トゥーランガリラ…」といえばオンドマルトノの原田さん。ただ、今一つ音がオケに埋もれがちな感じで、以前聴いたときは、もっと聞こえていた気がしたのだけど。

 エンディングはとてつもなく長いクレッシェンドの和音で、これこそ『余韻』を味わいたかったところだけれども、どうしても音が消えるや否や「ブラヴォーッ!」と叫びたい人がいるんですね...拍手もそれにつられてパラパラと...なんだか締まりのない最後でした。

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