コンサート

都響 プロムナード(大野和士&S・ドール)

 ◆ 東京都交響楽団 プロムナードコンサート

 20170625

 指揮:大野和士

  ゲーゼ作曲/交響曲第4番
  R・シュトラウス作曲/ホルン協奏曲第1番(独奏:シュテファン・ドール)
  ムソルグスキー作曲(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」

 東京オペラシティにて。

 ドールが吹くシュトラウスとアンコールのメシアンが聴けたことで大満足でした。

 ゲーゼはデンマークの作曲家。初めて聴いた曲だけれども、シンプルでオーソドックスな交響曲。穏やかで抒情性が強い、親しみやすい音楽。

 「展覧会の絵」はラヴェル寄りの洗練されたサウンド。トランペットも◎。

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都響 C定期(大野和士)

 ◆ 東京都交響楽団 第834回定期演奏会

 20170621

 指揮:大野和士

  ドビュッシー作曲/牧神の午後への前奏曲
  ダンディ作曲/フランスの山人の歌による交響曲(ピアノ:ロジェ・ムラロ)
  ベートーヴェン作曲/交響曲第6番「田園」

 東京芸術劇場にて。

 「牧神…」の冒頭のフルート(柳原さん)は「聴こえるか聴こえないかの最弱奏で...」とでも指揮者の指示があったのだろうか。音がかすれてしまった感じがして残念。「田園」のソロはとてもよかったのだけれども。

 「フランス山人…」は本当に久しぶりに聴いた。華やかな第3楽章はとてもよかったけれども、そこまではちょっと退屈...。

 「田園」は思いのほか楽しめた。オーケストラのサウンドが素晴らしく、木管楽器、ホルンも◎。

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N響 午後のクラシック(コープマンのモーツァルト)

 ◆ N響 午後のクラシック(第3回)

 20170615

 指揮:トン・コープマン

  モーツァルト作曲/オペラ「魔笛」序曲
  モーツァルト作曲/フルートとハープのための協奏曲
  モーツァルト作曲/交響曲第41番「ジュピター」
  <アンコール>
  モーツァルト作曲/アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク~第1楽章

 ミューザ川崎シンフォニーホールにて。コンサートマスターはキュッヒルさん。

 協奏曲のソリストは、カール・ハインツ・シュッツ(フルート)、シャルロット・バルツェライト(ハープ)。お二人ともウィーン・フィルの首席奏者。フルートとハープのアンコールにイベール作曲「間奏曲」。

 席のせいもあってかハープの音は聴こえ難かったけれども、フルートはとてもいい。優雅で伸びやかで品がある。

 コープマンは古楽畑で有名だけれども、モダン・オケ(ベルリン・フィルやコンセルトヘボウ管など)も振られているそうです。

 以外にアクションが大きく、これがフットワークの軽い古楽オケであれば、さらに大胆で繊細な音楽が聴けたかもしれないけれども、ちょっと合わせ難そう。

 N響とは今回が初顔合わせだそうで、何回か共演することによって噛み合ってくるのかも。

 ちなみに「午後のクラシック」(全3回)の映像が下記で配信されています(期間限定)。

 http://www.nhkso.or.jp/afternoonclassic_video/

 フェドセーエフ指揮による「レズギンカ」、「フランチェスカ・ダ・リミニ」なども観ることができます。

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都響 A定期(小泉和裕)

 ◆ 東京都交響楽団 第833回定期演奏会

 20170531

 指揮:小泉和裕

  ベートーヴェン作曲/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ピアノ:アブデル・ラーマン・エル=バシャ)
  シューマン作曲/交響曲第2番

 東京文化会館にて。

 超有名協奏曲と、渋くて地味な交響曲。こういった領域をキッチリ固めてくれるのが小泉さん。

 何ら目新しいことをしていないベートーヴェンとシューマン。決して刺激的ではないけれども、安定感・安心感は抜群。

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都響 C定期(ブラビンズの英国音楽・その2)

 ◆ 東京都交響楽団 第832回定期演奏会

 20170521

 指揮:マーティン・ブラビンズ

  エルガー作曲/ヴァイオリン協奏曲(ヴァイオリン:三浦文彰)
  ヴォーン・ウィリアムズ作曲/南極交響曲(交響曲第7番)

 東京芸術劇場にて。

 エルガーは演奏時間50分の大作。ヴァイオリンは「真田丸」の三浦さん。

 第1楽章オーケストラによる提示部からエルガー全開。エルガー好きには堪らない音楽。

 後半の「南極交響曲」は映画「南極のスコット」のために書かれた音楽を素材にして作られた交響曲で、当たり前ではあるけれども、『映画音楽的』な一大スペクタクル。

 大編成のオーケストラに、ソプラノの独唱と女声合唱が加わり(歌詞は無し)、鍵盤打楽器も活躍、第3楽章ではオルガンが轟々と響き渡る。

 自然をテーマにしているところは共通しているけれども、R・シュトラウスの「アルプス交響曲」のような到達感、カタルシスは全く無く、エピローグでは冒頭に現れた、ひたすら上昇する旋律が再現して、ウィンド・マシンの音と共に遠くへと消えてゆく。

 親しみやすいメロディが現れるでもなく、決して『楽しい』音楽ではないのだけれども、聴いた後には不思議な感銘が残る。

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N響 C定期(フェドセーエフのロシア音楽)

 ◆ NHK交響楽団 第1861回定期演奏会

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 指揮:V・フェドセーエフ

  グリンカ作曲/幻想曲「カマリンスカヤ」
  ボロディン作曲/交響曲第2番
  チャイコフスキー作曲/交響曲第4番

 
 NHKホールにて。

 フェドセーエフ、お得意の曲を並べたプログラム。

 金管やティンパニを強奏させて土臭い響きを出しつつも、旋律を歌わせる場面では思い切りテンポを落として情感を前面に出す。サウンドも音楽も、いつものフェドセーエフ流。

 11月の手兵との来日公演も楽しみにしています。

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サロネン&フィルハーモニア管の「悲劇的」

 ◆ フィルハーモニア管弦楽団 演奏会

 20170518

 指揮:エサ=ペッカ・サロネン

  I・ストラヴィンスキー作曲/葬送の歌
  G・マーラー作曲/交響曲第6番「悲劇的」

 東京オペラシティにて。

 「葬送の歌」は師リムスキー=コルサコフの追悼曲として作曲された曲で日本初演。

 1909年の初演後に行方不明になっていた楽譜が2015年、「サンクトペテルブルク音楽院の図書館の『開かずの間』」で発見されたそうで、作曲時期としては「花火」と「火の鳥」の間。

 終始ゆっくりとしたテンポで進められるけれども、冒頭などは「火の鳥」を思わせるような音楽が続いてなかなか面白い。

 で、メインのマーラーは...圧倒されました。凄かった。当分この曲を聴かなくてもいい、といいう気分。

 第1楽章終了後、指揮者が水分補給。第2楽章はスケルツォ。

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都響 B定期(ブラビンズの英国音楽)

 ◆ 東京都交響楽団 第831回定期演奏会

 20170516

 指揮:マーティン・ブラビンズ

  バターワース作曲/青柳の堤
  ティペット作曲/ピアノ協奏曲(ピアノ:スティーヴン・オズボーン)
  ヴォーン・ウィリアムズ作曲/ロンドン交響曲(交響曲第2番)

 東京オペラシティにて。

 31歳で夭折したバターワースの「青柳の堤」は美しい田園詩。後半ではRVWの「イギリス民謡組曲」でも使われている民謡「緑の茂み」がオーボエ、そしてハープを伴奏にフルートで歌われる。

 ティペット作品は日本初演。3楽章形式。「保守的」な音楽?...印象的な部分もあったにせよ、席の関係でピアノの音が聴こえ辛かったこともあるのか、ちょっと平板に感じた。

 「ロンドン交響曲」は最終稿ではなく1920年版(少し長いらしい)での演奏だそうですが、違いは分かりませんでした...。

 ブラビンズはいかにも『英国紳士』といった態の、穏やかで品のある雰囲気。中間楽章での情感だけではなく、第1楽章の華やかさ、力強さもあり。第1楽章の冒頭やエピローグの響きはナマならでは。

 この曲の「コンサート初体験」としては十分満足できました。

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都響 C定期(アラン・ギルバート)

 ◆ 東京都交響楽団 第830回定期演奏会

 20170416

 指揮:アラン・ギルバート

  ベートーヴェン作曲/「エグモント」序曲
  ラフマニノフ作曲/パガニーニの主題による狂詩曲(ピアノ:イノン・バルナタン)
  ベートーヴェン作曲/交響曲第3番「英雄」

 東京芸術劇場にて。

 「英雄交響曲」はパワーで押してくるかと思いきや、意外に落ち着いた雰囲気。そのなかにスケール感もあり中々楽しめた。

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都響 A定期(アラン・ギルバート)

 ◆ 東京都交響楽団 第828回定期演奏会

 20170416

 指揮:アラン・ギルバート

  ラヴェル作曲/バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
  ジョン・アダムズ作曲/シェヘラザード.2(ヴァイオリン:リーラ・ジョセフォウィッツ)

 東京文化会館にて。アダムズ作品は本邦初演。

 「マ・メール・ロワ」はバレエ版。聴く前は指揮者の「柄に合わない」などとも思っていたけれど、とても繊細な味わい。やっぱりラヴェルは素晴らしい。ただ、バランスが今一つに感じたのはホールのせいか...。

 後半のアダムズは4楽章から成るヴァイオリン協奏曲。演奏時間50分の大曲。

 各楽章に副題が付いているけれども、コルサコフ作品とは別物。

 ツィンバロンやゴングの響きが異国風。分かりやすく、変化に富んだ音楽で、とにもかくにも、ソリストの大熱演で聴かせてくれました。

 ちなみに、曲名は「シェヘラザード・ポイント・ツー」だそうです。

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