ソヒエフ& トゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団
◆ トゥールーズ・キャピタル国立管弦楽団
指揮:トゥガン・ソヒエフ
グリンカ作曲/「ルスランとリュドミラ」序曲
ハチャトゥリアン作曲(ランパル編曲)/フルート協奏曲(独奏:E・パユ)
ドビュッシー作曲/シランクス(アンコール)
チャイコフスキー作曲/バレエ音楽「白鳥の湖」から
【アンコール】
ビゼー作曲/オペラ「カルメン」前奏曲
サントリーホールにて。
「白鳥の湖」は「序奏」に始まり「終曲」で終わる、大よそバレエの曲順に曲を並べた抜粋版で、有名曲はほぼ網羅されていて選曲的に問題無し。
弦楽器・木管楽器を中心にしたサウンド。華やかな色彩感があり、金管楽器もよくコントロールされていて、『迫力』だけで聴かせる演奏ではない。丁寧にニュアンスも付けられていて、決して力任せのロシア物になっていない。
ハチャトゥリアンは「ヴァイオリン協奏曲」のヴァイオリン・パートをフルートに移し替えたもので、オケは打楽器も含めた3管編成。
そもそものコンセプトが無謀な気もするけれども、オケに対峙するフルートはほとんど力技。カデンツァなどではハチャトゥリアン独特の美しいメロディを聴かせながら、パユはパワフルに吹き切りました。
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