ウエスト・サイド・ストーリー(P・ヤルヴィ&N響)
◆ ウエスト・サイド・ストーリー(演奏会形式)
▲ P・ヤルヴィ指揮/NHK交響楽団
オーチャードホールにて。
音楽とそれに被さる台詞の部分を演奏した「シンフォニー・コンサート版」(つまり、音楽無しの部分の台詞はカット)。なのでストーリーよりも、あくまで音楽を楽しむコンサート。
演奏時間は正味1時間半(幕間の休憩30分)。次から次へと有名なナンバーが歌われるので飽きることなく楽しめる。ただ、音楽だけだと第2幕が今一つ物足りない。
『演奏会形式』ということでやむを得ないかもしれないけれど、全てにお行儀が良く、不良少年少女のストーリー、ピリピリとした緊張感、エネルギーが感じられない。
オケは、弦を中心にしたクラシカルな雰囲気のナンバーはいいけれども、ブラスや打楽器が加わる複雑なリズムの部分では今一つピリッとしない。
トランペット、トロンボーンは『本職』の奏者を入れて欲しかった気もするけれど、そうしたら「N響」にならないか...。
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