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アンタイル ジャズ交響曲(T・トーマス)

CD

 ■ G・アンタイル作曲/ジャズ交響曲

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 ▲ M・ティルソン=トーマス指揮/ニュー・ワールド・シンフォニー

 1997年録音。

 私はこのCDで初めて名前を知ったのだけれども、アンタイルは1900年生まれのアメリカの作曲家(ドイツ系ユダヤ人)。

 聴く前は、同年代に書かれたガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」みたいな感じの曲かと思いきや、冒頭こそ気楽な感じで始まるけれども、その後のピアノのソロあたりからガンガン攻めてきて、終始、刺激的な音楽が展開する。

 途中のアドリブ風トランペットのソロもイカしている。しかしながら、最後は何の変哲もないワルツでシラっと終わってしまう。

 もちろん、指揮者のT・トーマスやプレイヤー(ソリスト)のおかげもあると思うけれど、何とも面白い音楽なのだ。

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