都響プロムナード(リントゥのシベリウス)
◆ 東京都交響楽団 プロムナードコンサート
指揮:ハンヌ・リントゥ
ベートーヴェン作曲/ヴァイオリン協奏曲(独奏:ヴェロニカ・エーベルレ)
シベリウス作曲/交響曲第2番
サントリーホールにて。
さんざん演奏されて、手垢にまみれた感のある第2番ではあるけれども、それらとは別な佇まいを感じさせるシベリウス。
普段聴いているドラマチックな演奏と比べると第1楽章は意外にアッサリしていて、第4楽章の第1主題も速めのテンポでサクサクと進む。
しかし、再現部での第2主題の盛り上がりからコーダにかけては圧巻。
最後の金管のコラールもただ大きな音で朗々と吹くのとはひと味ふた味違い、曲を締めくくる3つの和音も「これぞシベリウス」という説得力を感じた。
ちなみに、せっかくリントゥに客演してもらうのだから、プログラムは全部シベリウスでいいのに...と思うのは私だけだろうか。
来週の「クレルヴォ」が楽しみ。
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