« 都響プロムナード(リントゥのシベリウス) | トップページ | チャイコフスキー マンフレッド交響曲(オーマンディ) »

グリーグ 交響曲ハ短調(ラシライネン)

CD

 ■ E・グリーグ作曲/交響曲ハ短調

 Img510

 ▲ A・ラシライネン指揮/ノルウエー放送管弦楽団

 2000年録音。

 グリーグ若書きの交響曲。オーソドックスな4楽章形式、演奏時間30分。

 民族色は薄いけれども、中間の2楽章、穏やかな第2楽章、3拍子舞曲風の第3楽章は意外に楽しめる。

 ただ、作曲者自身は「ドイツ音楽の影響が強い」として、「決して演奏してはならない」と引っ込めてしまったらしい。

 その楽譜を引っ張り出して蘇演したのが1981年で、結構最近の話。

 もちろん、演奏する価値がある音楽であるとの考えからだろうけれども、作曲者自身が「決して演奏するな」と言っているものを公にするのというのは、グリーグもあの世で「やめてぇ~(恥)」と叫んでいるような気もするのだけれど...。

 N・ヤルヴィ盤などもあれど、これはノルウェーの指揮者とオケによる『本場物』。手堅い演奏を聴かせてくれています。

|

« 都響プロムナード(リントゥのシベリウス) | トップページ | チャイコフスキー マンフレッド交響曲(オーマンディ) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: グリーグ 交響曲ハ短調(ラシライネン):

« 都響プロムナード(リントゥのシベリウス) | トップページ | チャイコフスキー マンフレッド交響曲(オーマンディ) »