グリーグ 交響曲ハ短調(ラシライネン)
CD
■ E・グリーグ作曲/交響曲ハ短調
▲ A・ラシライネン指揮/ノルウエー放送管弦楽団
2000年録音。
グリーグ若書きの交響曲。オーソドックスな4楽章形式、演奏時間30分。
民族色は薄いけれども、中間の2楽章、穏やかな第2楽章、3拍子舞曲風の第3楽章は意外に楽しめる。
ただ、作曲者自身は「ドイツ音楽の影響が強い」として、「決して演奏してはならない」と引っ込めてしまったらしい。
その楽譜を引っ張り出して蘇演したのが1981年で、結構最近の話。
もちろん、演奏する価値がある音楽であるとの考えからだろうけれども、作曲者自身が「決して演奏するな」と言っているものを公にするのというのは、グリーグもあの世で「やめてぇ~(恥)」と叫んでいるような気もするのだけれど...。
N・ヤルヴィ盤などもあれど、これはノルウェーの指揮者とオケによる『本場物』。手堅い演奏を聴かせてくれています。
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