ドヴォルザーク スラヴ狂詩曲(コシュラー)
CD
■ A・ドヴォルザーク作曲/3つのスラヴ狂詩曲
▲ Z・コシュラー指揮/スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
1987年、1988年録音。
ほとんど知られていない曲だけれども、作品番号は45で、有名な「スラブ舞曲集」と同じ年の作品。正直、もっと広く演奏(録音)されてもいいのではと思う。
曲の長さの違いはあれど(それぞれ12分程度)、音楽はスラヴ舞曲そのままの雰囲気を持っていて、美しく親しみ易いメロディから、軽快な舞曲風音楽まで。
ハープのソロで始まる「第3番」は単独で録音される場合もあるけれども、個人的にはより素朴な味わいのある「第1番」「第2番」の方が気に入っている。
このコシュラー盤は数少ない全曲盤。これまた素朴なオーケストラのサウンドと共に、下手すると冗長になりがちな音楽をしっかりとまとめている。
もう1曲収録されている、L・ペシェク指揮による「狂詩曲イ短調・作品14」は演奏時間17分半。
やや冗長な感はあるけれども、内容的には「交響詩」と言ってもいいような堂々とした、ヒロイックな雰囲気を持つ力作。
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