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ドヴォルザーク 金の紡ぎ車(クーベリック)

CD

 ■ ドヴォルザーク作曲/交響詩「金の紡ぎ車」

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 ▲ R・クーベリック指揮/バイエルン放送交響楽団

 1976年録音。

 ドヴォルザークが晩年に作曲した4曲の交響詩(「水の精」「真昼の魔女」「野鳩」「金の紡ぎ車」)の中の1曲。

 ストーリー的には他の曲と同様にホラー的要素もあるけれど、唯一「めでたしめでたし」のハッピー・エンドで終わる。

 冒頭はホルンによる王の主題に始まる行進曲風。妙に耳に残る単純な(能天気な)テーマではあるけれども、後に様々な形に変奏される。

 Dvorak

 続いてヴァイオリンのソロによる森の娘(ドルニチュカ)のテーマと、惹かれ合う二人の音楽。

 ドルニチュカは王との結婚について継母に許しを求めるけれど、策略にあって殺されてしまい、継母は実の娘をドルニチュカと偽って王と結婚させる。

 しかし、ドルニチェカは魔法の力で復活。魔法使いが贈った金の紡ぎ車が継母たちの悪事を暴露し、王はドルニチュカと再会してめでたく結ばれる。

 なお、ストーリーの詳細は以下のページが詳しいです。

 http://blog.livedoor.jp/geiko_oke/archives/54845989.html

 演奏時間30分弱と長めなのだけれども、ストーリを知っていると、なかなか楽しく聴ける。逆にストーリーを知らないと退屈かも...。

 アーノンクールやラトルの録音もあるけれども、やはり、このクーベリック盤の素朴でローカルな色合い、自然な音楽は魅力的。まず申し分ない演奏。

 

 その他の録音では...

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 ▲ I・ケルテス指揮/ロンドン交響楽団

 1972年録音。クーベリック盤とはまた違う魅力がある、若々しい覇気のある演奏。


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 ▲ N・アーノンクール指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

 2001年録音。繊細な味わいもある、丁寧にまとめられた演奏。

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