ストラヴィンスキー 「火の鳥」組曲(作曲者指揮の映像)
BD
■ I・ストラヴィンスキー作曲/バレエ組曲「火の鳥」
▲ I・ストラヴィンスキー指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
1965年9月14日、ロンドンでのライブ録画。
この演奏で使用されている「1945年版」は、よく演奏される1919年版にさらに何曲か加えたもので、演奏時間約30分。
全曲版の前半の曲が多く、当時の作曲者の(新古典的)好みが出ているのだろうけど、個人的には後半部の方がはるかに面白いと感じているので、「組曲」として聴くなら1919年版で充分かなとも思う。
閑話休題。
ストラヴィンスキーは杖をついてステージに現れる。
冒頭、サッと両手を上げてオーケストラに合図するが、曲が始まるといきなり片手を下げて、右手だけでチョコチョコ指揮を始めるのが、妙におかしい。
指揮姿はとても独特。(自分の曲なのだが)スコアを譜面台に置いての指揮。
指を舐め舐めスコアをめくるが、めくる時にそちらに集中してしまうのか、指揮が全く止まってしまうときもあるのだけれども、それでもオケは進んで行く(指揮者の存在は??)...。
曲が終わるや否やの盛大な拍手と喚声、そしてスタンディング・オベーション。
何にせよ、あの「春の祭典」の作曲者、ストラヴィンスキー御本人。兎にも角にも盛り上がっています。
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