都響 A定期(ミンコフスキ)
◆ 東京都交響楽団 第836回定期演奏会
指揮:マルク・ミンコフスキ
ハイドン作曲/交響曲第102番
ブルックナー作曲/交響曲第3番「ワーグナー」
東京文化会館にて。
ブルックナーは「初稿」での演奏。普段よく聴く「第2稿」や「最終稿」とは随分と違った様相の音楽が続く。
終楽章は、初演時に「演奏不可能」と突っ返されたというのも納得できるような、複雑怪奇なところもある。
ファンファーレ風の金管楽器からの猛スピードのコーダ。あまりに唐突なエンディングに呆気にとられたのか、しばらく間があってからの拍手。
自宅へ帰ってからスコアを確認したのだけれども、ホルンとトロンボーンが落ちた??(ティンパニしか聴こえなかった...私の聴き間違いだったら失礼)
まあ、とにかく刺激的な演奏(曲)でした。
前半のハイドンは活き活きとした演奏で、第3楽章などは本当に踊るような指揮ぶり。終楽章も超高速。
愉しかったことは確かだけれど、後半のブルックナーで印象は霞み、また、オケもあんまり演奏し慣れていない曲なのか、今ひとつこなれていなかったような。
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