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レスピーギ 交響詩「ローマの祭り」(フェドセーエフ)

music CD

 ■ O・レスピーギ作曲/交響詩「ローマの祭り」

 Respi_fedo

 ▲ V・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団

 1984年(?)のライブ録音。

 これは何とも強烈な演奏。カップリングは「ローマの噴水」と「牧神の午後への前奏曲」。

 「チルチェンセス」冒頭の重量感のある金管とティンパニの轟音から、何かが起きそうな不穏な空気が漂う。

 そして、中間部。低音による Pesante がやたらと速くて面食らう。

 以後は終始遅いテンポをキープ、地底怪獣ような唸り声をあげるトロンボーンや金管は断末魔の悲鳴のようでもあり、ずっしりと重く打ち込まれるティンパニが止めを刺し、阿鼻叫喚のうちに冒頭のファンファーレが再現する。

 続く「五十年祭」は途中からテンポをぐっと落として、そのままクライマックスへ。通常の演奏のほぼ倍のテンポ。金管は酸欠状態か。それでも吹き切るところはさすが。

 終曲「主顕祭」の重量感は半端ではない(特にティンパニを筆頭の打楽器)。テンポを落としたトロンボーン・ソロは相当に呑み過ぎているようだ。

 とにかく次の展開が全く読めない。通常は思い入れたっぷりに歌わせるような場所も知らん顔して通り過ぎるし、逆に煽りたくなるような所もそのまんま。

 しかし、確かにヘンではあるけれども、何か変わった解釈をしてやろうとか、聴く人を驚かせてやろうとかいう気配、要はあざとさが無く、これが素直に指揮者自身の感覚なんだろうと思う。

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