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ショスタコーヴィチ 交響曲第6番(スヴェトラーノフの映像)

DVD

 ■ D・ショスタコーヴィチ/交響曲第6番

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 ▲ E・スヴェトラーノフ指揮/ソビエト国立交響楽団

 1979年のコンサートでのライブ録画。

 第1楽章は遅目のテンポでの堂々たる音楽。この楽章の演奏時間は、コンドラシンが13分弱なのに比べて18分以上(約1.5倍)。ただ、決してだれることなく、またアンサンブルに安定感がある。

 第2、3楽章は変拍子が連続するのだけれども、それも難無く鮮やかに振っている。

 トランペット、トロンボーンは相変わらず(中高生は真似すると先生に怒られます)。ホルンは所々でベル・アップ。ティンパニの豪快な乱打が映像に入っているのも嬉しい(カッコイイ)。

 カメラはソロ楽器を探すのに一苦労。第1楽章でフルートがソロを吹いているのに、一生懸命(第2楽章の?)指をさらっているE♭クラリネット奏者を延々映している(紛らわしいことしないで>E♭クラ奏者)。

 そのE♭クラリネットのソロ(第2楽章冒頭)はヴィブラートを一杯かけてソプラノ・サックスのような音。ピッコロは高い「F#」の音がキツそう。楽器は、昔の中学校のブラバンで使っていたような金属性の楽器。

 スヴェトラーノフはクールに指揮を続けるけれど、第3楽章後半からグングン加速して熱くなって行き、最後は指揮者も奏者も(カメラも?)大興奮のうちに曲を終えます。このコンビ、最良の演奏。

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