都響 B定期(ブラビンズの英国音楽)
◆ 東京都交響楽団 第831回定期演奏会
指揮:マーティン・ブラビンズ
バターワース作曲/青柳の堤
ティペット作曲/ピアノ協奏曲(ピアノ:スティーヴン・オズボーン)
ヴォーン・ウィリアムズ作曲/ロンドン交響曲(交響曲第2番)
東京オペラシティにて。
31歳で夭折したバターワースの「青柳の堤」は美しい田園詩。後半ではRVWの「イギリス民謡組曲」でも使われている民謡「緑の茂み」がオーボエ、そしてハープを伴奏にフルートで歌われる。
ティペット作品は日本初演。3楽章形式。「保守的」な音楽?...印象的な部分もあったにせよ、席の関係でピアノの音が聴こえ辛かったこともあるのか、ちょっと平板に感じた。
「ロンドン交響曲」は最終稿ではなく1920年版(少し長いらしい)での演奏だそうですが、違いは分かりませんでした...。
ブラビンズはいかにも『英国紳士』といった態の、穏やかで品のある雰囲気。中間楽章での情感だけではなく、第1楽章の華やかさ、力強さもあり。第1楽章の冒頭やエピローグの響きはナマならでは。
この曲の「コンサート初体験」としては十分満足できました。
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