ショスタコーヴィチ 交響曲第12番(ムラヴィンスキーの映像)
DVD
■ D・ショスタコーヴィチ作曲/交響曲第12番「1917年」
▲ E・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1984年4月28日のライブ録画。
この演奏はCDでも別途発売されているけれど、第4楽章の途中でムラヴィンスキーが拍子を振り間違い、演奏が大きく乱れる部分が映像で確認できる。
ちなみに、これがムラヴィンスキーの最後の録音(録画)になったのも、この『事故』が影響しているのだろうか...。
正直、ここは観ているだけでも心臓が止まりそうになる、かなりショッキングなシーンで複雑な気持ちだけれども、それであっても演奏は1961年録音盤共々この曲の『決定盤』と呼ぶに相応しい、別格の素晴しさを持っている。
当時まだソビエト時代、立ち見もいるビッシリ満員のフィルハーモニー大ホールでショスタコーヴィチを演奏するムラヴィンスキー&レニングラードPO。
その会場にピシッと張り詰めた得も言われぬ緊張感、居眠りしたりよそ見している人などいない...その『空気』が感じられるという意味でも貴重な映像。
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