インバル＆ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

　◆ ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 演奏会

　

　指揮：エリアフ・インバル

　　ワーグナー作曲／前奏曲と愛の死～楽劇「トリスタンとイゾルデ」
　　マーラー作曲／交響曲第５番

　すみだトリフォニーホールにて。

　ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は旧ベルリン交響楽団。東独時代にはザンデルリングの指揮で素晴らしい録音が多くあり、現在の首席指揮者はイヴァン・フィッシャー。

　ただ、今日の演奏はちょっと．．．

　後半のマーラーは指揮者の孤軍奮闘。オーケストラは管楽器もティンパニも、全体のアンサンブルもピリッとしない。特にトロンボーンは相当に頼りない。

　フィナーレでは集中力が切れたのか、トランペットは飛び出すし、ティンパニも入り損ねる。

　インバルはコラールで大きく溜めを作ったり、最後は何とか会場の拍手喝さいを受けていたけれども、正直、期待外れでした。