ショスタコーヴィチ 交響曲第5番(テミルカーノフ)
CD
■ D・ショスタコーヴィチ作曲/交響曲第5番
テミルカーノフ指揮による録音を2種。
▲ Y・テミルカーノフ指揮/ソビエト国立交響楽団
1981年ライブ録音。音は悪くないです。
いろんな意味で期待通りの『ソビエトの』オケによる演奏。
ただこの指揮者、場当たり的な感じもするし(本当は違うのだろうが)、細かい部分がテキトーな感じもするし(実際は違うと思うが)、ハッタリだけのような感じもするし(そんなことはないと思うが)...でも、この演奏は聴かせてくれます。
ミスもするけれども金管楽器と打楽器(特にティンパニ)の爆音(轟音?)と音楽の推進力。ただし曲造りは意外にオーソドックスか。
そうそう繰り返し聴く気にはならないけれども、一発勝負のライブとしては相当に魅力的だと思うし、また「現在では決して聴けないであろう演奏」という意味でも貴重な録音。
▲ Y・テミルカーノフ指揮/サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団
1995年録音。
「ソビエト時代は…」なんて比べるつもりは全く無くて、金管などもよく鳴っているし、そういった面で不満はないのだけれども、この指揮者の色々な表現が上っ面だけのように感じてしまう。
それを面白いと思う人もいるかもしれないけれど、私には邪魔に感じる。まあ、あくまで『好み』の問題と言うことで...
カップリングはキタエンコ指揮(フランクフルト放送響)による「ジャズ組曲」の第1番と第2番。個人的にはこちらがメイン。
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