ホルスト 惑星(カラヤン&VPO)
CD
■ G・ホルスト作曲/組曲「惑星」
▲ H・V・カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1961年録音。その昔から定評のある録音。
今では人気曲の「惑星」も、当時入手できる録音(LPレコード)と言えば、初演者でもあり何度もこの曲を録音しているボールト盤、この手の曲が好きそうなストコフスキー盤、それとこのカラヤン盤くらいしか選択肢が無かった。
そこへ、メータ&ロス・フィル盤が登場して一躍脚光を浴びることになる。
そして、このカラヤン盤。そういう時代背景(?)もあり、曲の流れなどこなれてないところも感じられるのだけれども、当時のVPOの『音』は極めて魅力的なのだ。
この録音の演奏に対して「下手」という感想を耳にすることもあるけれど、今となっては、どんなオケ(指揮者)が演奏しても、それなりに演奏効果が上がる曲。そういった「上手」な録音は山ほど出ている。
そんな中で、今もって価値を失っていない...と言うか、今だからこそ価値のある録音であると思う。
| 固定リンク
コメント