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ヴァレーズ アメリカ(笑うトロンボーン)

CD

 ■ E・ヴァレーズ作曲/アメリカ

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 ▲ C・ドホナーニ指揮/クリーヴランド管弦楽団

 1993年録音。

 ヴァレーズがアメリカに移住(帰化)して最初に書かれた作品。1926年、L・ストコフスキー指揮のフィラデルフィア管弦楽団によって初演。

 大編成のオーケストラ(打楽器奏者は11人)。

 妖しいアルト・フルートのソロに始まり、打楽器の騒めきの中にサイレンの音も聞こえてくる。最後は全楽器が「p」から「sffff」までクレッシェンド。

 この曲のトロンボーン・パートに「笑う(laugh)」という指示がある。

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 これは奏者が「ははは(Ha!Ha!Ha!)」と笑うのではなく、奏法として指定されているもの。同じ作曲家の「アルカナ」にも同様の指定があります。

 どういう風に演奏されるか興味のある方は、是非ご確認ください。このドホナーニ盤では13分あたりに現われます(一瞬です...)。

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