ベルリオーズ 幻想交響曲(ガッティ&RCO)
BD
■ H・ベルリオーズ作曲/幻想交響曲
▲ D・ガッティ指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
2016年のライブ録画。
ヤンソンスの後任として今年から首席指揮者に就任したガッティ。なんだか意外な人選だ...
なにはともあれ、とても不思議な味わいの「幻想」。
第1楽章主部の「恋人の主題」。遅めのテンポで細かく表情が付けられる。そのため、音楽が全く流れない。でも、こんなに覚めてていいのだろうか。
指揮者が感情を昂ぶらせるのは第3楽章の途中くらい。その他では常に冷静に、(あえて?)一歩引いたところに立って音楽を作っていく。
第4、5楽章も抑制された印象。第5楽章のエンディングの最後の和音も、短くスパッと切られる。
しかし、ガッティってこんな指揮者だったんだろうか。何だか、無理しているようにも感じられるのだけど...。
しかし、なぜにガッティ??...他に適任者はいなかったのか。
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