リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲(ストコフスキー&CSOの映像)
DVD
■ リムスキー=コルサコフ作曲/スペイン奇想曲
▲ L・ストコフスキー指揮/シカゴ交響楽団
1962年の録画。
ストコフスキーの指揮姿を観ることができる、という点が最大の魅力。ストコフスキーが普通に(?)素晴らしい指揮者であることがよく分かる。
その昔、日本の『正統派』クラシック・ファンからは、見向きもされなかったストコフスキー。しかし、その指揮は実に真っ当なもので、昨今の指揮者の方がよほど奇異に見える人もいる。
カットがあったり、スコアに変更が加えられたりしているけれども、ハープのカデンツァではグリッサンドに乗せてテーマの断片を演奏させたり、エンディングの打楽器のクレッシェンドはスヴェトラーノフのようだ。
後半の「ジプシーの歌」は速いテンポで、さすがのシカゴ響も煽られている感じがする。
ただし、音は良くないので、純粋にストコフスキーの「スペイン奇想曲」の演奏を聴きたい場合は、後のニュー・フィルハーモニア管とのステレオ録音盤(下記)を。
▲ L・ストコフスキー指揮/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
1973年録音。ケレン味たっぷりの演奏。上記映像と同様のカット有。
| 固定リンク
コメント