マーラー 交響曲第1番(アバド&ルツェルン祝祭管)
BD
■ G・マーラー作曲/交響曲第1番「巨人」
▲ C・アバド指揮/ルツェルン祝祭管弦楽団
2009年のライブ録画。客席にはラトルの姿が。オケも聴衆もアバドを暖かく迎える雰囲気がある。
第3楽章中間部(この曲で一番好きな部分)の繊細な音楽はとても印象的。完全に回顧モードの音楽。
第4楽章コーダではホルン(と補助のトランペット、トロンボーン)が起立して演奏するが...。
1989年、カラヤンの後任としてベルリン・フィルの音楽監督に決定、その直後のコンサートのリハーサルにて。
件の箇所でホルン奏者が(自発的に?)起立すると、アバドは驚いて困惑したような表情を見せる。
「立つんですか?」
そしてこう続ける。
「マーラーの時代ならともかく、今ではやり過ぎでしょう。座ったままで!」
...それから20年、心境の変化があったのだろうか。
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