ブラームス ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ(管弦楽版)
CD
■ J・ブラームス作曲(ラッブラ編曲)/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
▲ N・ヤルヴィ指揮/ロンドン交響楽団
1988、89年録音。原曲はピアノ曲。主題と25の変奏、フーガ。
編曲者のラッブラは1901年生まれのイギリスの作曲家で、交響曲を11曲も書かれているそうです。
最初の主題はトランペット、金管を中心に演奏され、パーセルの「トランペット・ヴォランタリー」のようで、いい雰囲気が出ています(ここは、さすがロンドン響)。
続く変奏は、オーケストレーションに無理なく、とても自然で、またいずれも品がよく、各変奏短いこともあって退屈することはない。
音楽は紛れもないブラームスだけれども、オーケストレーションは『ブラームス風』ということではなく(かと言って過度に現代風でもなく)、例えばバッハ作品のオーケストラ編曲版のような感じで楽しめる。
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