ヴォーン・ウィリアムズ 交響曲第8番(ボールトの映像)
DVD
■ R・V・ウィリアムズ作曲/交響曲第8番
▲ A・ボールト指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1972年10月18日のライブ録画。
2管編成のオケ(ホルンは2本、チューバ無し)に、多くの打楽器(ティンパニ以外で5人の奏者)が加わる。
第1楽章「ファンタジア」は「主題のない変奏曲」。第2楽章は管楽器だけによる行進曲。
第3楽章は弦楽器による「カヴァティーナ」で、「タリスの主題による…」を思わせる部分もある美しい音楽。
フィナーレの「トッカータ」は再びトゥッティ。ここでは鍵盤打楽器が活躍し、ニ長調のエンディングを迎える。
5音音階のモチーフにゴングが入るので、中華風な味わい。
ヴィブラフォン、チャイムなどの鍵盤打楽器、チェレスタ、ハープがサウンド的な面白さを出している。
「嬉遊曲(ディヴェルティメント)」的な遊び心、親しみやすさがある曲で、クラシカルな雰囲気も持っている楽しい音楽。
この曲は、嬉しいことに、ボールトのライブ映像を観ることができる。
80代であるけれども、長い指揮棒を持って、かくしゃくとした、見事な指揮ぶり。
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