都響 C定期(下野)
◆ 東京都交響楽団 第816回定期演奏会
指揮:下野竜也
ペンデレツキ作曲/シャコンヌ~「ポーランド・レクイエム」より
武満徹作曲/ア・ストリング・アラウンド・オータム(ヴィオラ:鈴木学)
チャイコフスキー作曲/交響曲第5番
東京芸術劇場にて。
「シャコンヌ」は2005年に単独で作曲された弦楽合奏のための作品で、後に「ポーランド・レクイエム」の中の1曲として組み入れられたそうです。
ペンデレツキというと「…哀歌」の印象(トーン・クラスタ)が強いのだけれども、この「シャコンヌ」はごく普通の(ありふれた)調性音楽。
武満作品と組み合わせる曲を選ぶのは難しいとは思うけれども、先日のN響(P・ヤルヴィ)の武満とムソルグスキーを組み合わせた素晴らしいコンサートを思い出した。
後半のチャイコフスキーは4つの楽章をアタッカで切れ目なく続けて演奏。
大きく煽り立てるようなところもあって、指揮者を見ていると『大熱演』なのだけれども、今一つ音楽の熱量が少なく、こちらに伝わってくるものがない。
何なんだろう...書かれている譜面の先にあるものが見えてこないような。
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