シューベルト 交響曲第7番「未完成」(ワルター)
CD
■ F・シューベルト作曲/交響曲第8番「未完成」
▲ B・ワルター指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
1958年録音。
LP時代から聴き慣れた、自分にとってはデフォルトの「未完成交響曲」。
全ての音を美しく豊かに響かせる(たとえ「pp」や「ppp」の指定であっても)。
第1楽章冒頭の低弦のテーマ然り。また、第2楽章、木管による第2主題のバックの弦楽器による伴奏音型がここまで存在感を持っている演奏があろうか。
第2楽章は遅いテンポで進められるけれども、それはあくまで、豊かな響きを作るためのテンポ設定なのだ。
昨今はオリジナル楽器をはじめ、様々なスタイルによる、刺激的な演奏も出てきてはいるけれども、このワルター盤の価値は変わらない。
カップリングは交響曲第5番(コロンビア交響楽団)。
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