ラヴェル 子供と魔法(グライドボーンの映像)
BD
■ M・ラヴェル作曲/オペラ「子供と魔法」
▲ 大野和士指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
2012年、グラドボーン歌劇場でのライブ録画。ロラン・ペリ演出。
いわゆる『オーケストラの魔術師』、ラヴェルがあの手この手を駆使して、さまざまな情景を描いている。ラヴェルの最高傑作と言ってもいいオペラ。
「フォックストロット」での(「ボレロ」ばりの)トロンボーンのハイトーンのソロ。
その場面でのティー・カップの女性などは、子供が見るとうなされそうだ。
王女の歌の伴奏は1本のフルートのみ。続く、王女への切ない想いを歌う甘美な音楽は、『作りモノ』を超えて真に迫るものを感じる。
音楽だけでも十分楽しめるけれども、これに映像が付けばなお楽しい。
次から次へと登場する濃いキャラを持った登場人物。奇妙な、しかしファンタジーに溢れた世界。
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