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シュミット ディオニソスの祭り

CD

 ■ F・シュミット作曲/ディオニソスの祭り

 特に古い世代にはお馴染の、吹奏楽の名曲。

 日本楽譜出版社からフル・スコアが出版されました。解説は秋山紀夫氏。

 Schmitt

 http://nihongakufu.com/score/archives/post_247.php

 超難曲なだけではなく、野外演奏を想定していたために編成も大きくて、中にはビューグル、サクソルン(アルト、バリトン、バス、コントラバス)、オプションではあるけれどもサリュソホーンも編成に含まれる。楽器編成の詳細は上記サイトに記載されています。

 現代の一般的な吹奏楽編成には含まれていない楽器も多いので、今演奏するならば何らかの楽器で代用するか、「編曲」するしかない。

 

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 ▲ フランソワ=ジュリアン・ブラン指揮/ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団

 1961年。杉並公会堂での録音。ギャルドのために書かれ、ギャルドによって初演された曲。

 昨今のコンクール基準で聴いてしまえば、粗も目立つかもしれない。しかし、ここで聴くことができる「音」や「音楽」は、ほかに比べるものはない。

 サクソルンのサウンドもしっかり聴くことができ、まずは聴くべき演奏。


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 ▲ デジレ・ドンディーヌ指揮/パリ警視庁音楽隊

 1974年録音。サウンド的には貴重ではあるけれども、録音のせいもあってかモヤモヤとクリアでない音、バランスも悪くて今一つ冴えない。


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 ▲ ユージン・コーポロン指揮/シンシナティ・ウィンド・シンフォニー

 1992年録音。現代の吹奏楽編成による演奏。

 もちろん普通に上手いのだけれども、ウィンド・アンサンブル的に小ぢんまりとした感があって、ギャルドの演奏を聴いてしまうと物足りない。

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