ベートーヴェン 交響曲第7番(ケルテス&日フィルの映像)
DVD
■ ベートーヴェン作曲/交響曲第7番
▲ I・ケルテス指揮/日本フィルハーモニー交響楽団
1968年5月1日、(今は無くなってしまった)東京厚生年金会館でのライブ録画。
1973年に夭折した指揮者、ケルテスの貴重な映像。
分裂前の日フィル。コンサート・マスターは懐かしいルイ・グレーラーさん(後の新日フィルのコンサート・マスター)。
そして、やっぱりケルテスは素晴らしかった。まさしく『正統派』の名指揮者。「惜しい人を・・・」という言葉がピッタリくる。
一番印象的なのが、第1楽章からアタッカで休みなく入る第2楽章。テーマの8分音符の刻みを強調して、大きく感情移入し、哀しみが高揚する。
そして第4楽章の終結部では、オーケストラをぐいぐいドライブし、エネルギーを全開させる。強打されるティンパニ、ホルンは...さすがにばてたろうか。
そして、どんな場面でもケルテスは堂々と、まさに『大家』の風格を感じさせるのだ。
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