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ショスタコーヴィチ 「カテリーナ・イズマイロヴァ」からの間奏曲

CD

 ■ D・ショスタコーヴィチ作曲/オペラ「カテリーナ・イズマイロヴァ」から5つの間奏曲

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 ▲ G・ロジェストヴェンスキー指揮/ソビエト文化省管弦楽団

 1985年録音。

 相も変わらずのアクの強いサウンドとハイテンションは、この過激な劇場音楽に相応しいと思う。特に打楽器の叩きっぷりは、ここまでくると呆れてしまう。

 3曲目の冒頭はバンダ総動員で、凄まじい大音響、不協和音を轟かせる。

 バンダの編成は下記の通り(スコアのまま)。パート数(本数)は記載されていないけれども、それぞれ2部に分かれている(なので最低でも14本)。

 Cornetti (Es)
 Cornetti (Es)
 Trombe (B)
 Alti (Es)
 Tenori (B)
 Baritoni (B)
 Bassi (Tube)

 ちなみに、上記のトランペット以外のパートは、原則として劇場音楽(バレエ、映画音楽、劇付随音楽など)で使用していて、例えば「森の歌」や「祝典序曲」などでもバンダを使用しているものの、使用楽器はオーケストラ内の通常の金管楽器となっている。

 【参考】

 ショスタコーヴィチがバンダなどで使用している楽器については下記をご覧ください。
 http://www.euphstudy.com/tsurszure/excerpts/orchestra/shostakovich/index.html


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 ▲ N・ヤルヴィ指揮/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

 1987年録音。

 例によってオケを存分に鳴らした、威勢のいい演奏。弦楽器が細かい音符を弾き切れていない感じがするけれども、そんなの気にしない。4曲目のバンダも派手に入っている。この曲はこういう演奏がいい。まず聴くならば、これが一番。


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 ▲ M・ユロフスキー指揮/フランクフルト放送管弦楽団

 1996年録音。

 羽目を外さない、落ち着いた感じの演奏。大音量が苦手な人はこちらかもしれないけれども、個人的には物足りない。

 「1934年原典版」と記載されていて、ヤルヴィやロジェストヴェンスキーとは使っている楽譜の版が違うのか、オーケストレーションが異なっている。例えば、3曲目の最後のメロディはバス・クラリネットではなくチェロのソロで。また、4曲目冒頭も雰囲気が違う。

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