読響定期(カラビッツ&パユ)
◆ 読売日本交響楽団 第558回定期演奏会
指揮:キリル・カラビッツ
プロコフィエフ作曲/交響的絵画「夢」
ハチャトゥリアン作曲/フルート協奏曲(独奏:エマニュエル・パユ)
プロコフィエフ作曲/交響曲第5番
サントリーホールにて。
ショスタコーヴィチ、プロコフィエフなどロシア音楽の録音で知られるウクライナ生まれの若手指揮者カラビッツ。さらにはハチャトゥリアンの協奏曲のソロがパユとあれば期待は大きい。
ハチャトゥリアンの曲は「ヴァイオリン協奏曲」の独奏パートを、ランパルがフルート用に編曲したもの(オケはそのまま)。当然難しい。
録音もいくつかあるけれども、大体は自分用に再編曲していて、今日の演奏も「さらに原曲に近くなるよう手を加えて」いるそうです。
で、そのパユはとにかく凄い。単に譜面を吹き切ったというものを超えた、圧倒的なパフォーマンス。
バックの指揮もカラビッツは適任。フルートに触発されたかどうか熱くオケを鳴らしていました。
後半の交響曲も鳴らすところは豪快に鳴らし、しかし決して力技だけではない。第1楽章の抒情性、第3楽章の出だしは意外にアッサリしていたけれども、中間部のクライマックスの後に大きく間(ま)を開けて始まった再現部はとてもよかった。
まだ若いけれども(1976年生まれ)、これからさらに活躍するでしょう。
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コメント
https://twitter.com/yomikyo_sl/status/734729943687401473
収録していたそうで。ちょっと楽しみ
投稿: R | 2016/05/25 06時14分
http://www.ntv.co.jp/yomikyo/
7月の公開収録に外囿さんが出演されるそうです。
投稿: S | 2016/05/25 08時22分
あー、はいはい、外囿さんが出演されるという件は存じ上げてます。
ケンツビッチのその曲、ピアノ伴奏版のCDはもってますけど、管弦楽伴奏版があるとは存じ上げませんでした。ってゆーか、ケンツビッチ先生、オーケストレーションできるのかな?とか想ってますけど。失礼ながら(^^;)
投稿: R | 2016/05/27 06時59分
オーケストレーション(編曲)はどなたかお知り合いにお願いして・・・というパターンですかね。
投稿: S | 2016/05/27 15時27分