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ザルツブルグ音楽祭2012 オープニング・コンサート(ゲルギエフ)

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 ■ ザルツブルグ音楽祭2012 オープニング・コンサート

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 2012年7月29日のライブ録画。

 指揮:V・ゲルギエフ

  ストラヴィンスキー作曲/詩編交響曲
  ムソルグスキー作曲(ラスカトフ編曲)/死の歌と踊り(テノール:セルゲイ・セミシュクール)
  プロコフィエフ先曲/交響曲第5番

 「死の歌と踊り」はロシアの作曲家、アレクサンドル・ラスカトフ(Alexander Raskatov)による編曲。

 映像で確認すると、編成は小さいけれども、多くの打楽器や特殊楽器を用いていて(チェンバロやアルト・フルートなどが見える)、かなりモダンなサウンドがする。

 一番の特徴は、ムソルグスキーの各曲の間にラカストフ自身の作曲による "Steady Time" と題された短い『間奏曲』(計3曲」)が挿入されていることだ。

 よく聴かれるショスタコーヴィチ版とは違って、ムソルグスキー作品をベースにした新たな創作とも言える。

 プロコフィエフはまさしく『異文化交流』。あちこちで違和感は感じるけれども(特にトランペット)、第3楽章の再現部からコーダはさすがに美しい響きがする。

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