バーンスタイン 「ウエスト・サイド・ストーリー」セレクション
CD
■ L・バーンスタイン作曲/「ウエスト・サイド・ストーリー」セレクション
▲ J・ウィリアムズ指揮/ボストン・ポップス・オーケストラ
1985年録音
デュソイト(W.J.Duthoit)編曲版で、以下のナンバーの『メドレー』。
1.アイ・フィール・プリティ(I feel pretty)
2.マリア(Maria)
3.サムシング・カミング(Something's coming)
4.トゥナイト(Tonight)
5.ワン・ハンド、ワン・ハート(One hand, one heart)
6.クール(Cool)
7.アメリカ(America)
これに導入とコーダ、各曲をつなぐ短い接続部が加わる。各曲はストーリー順でもないし、オリジナルの雰囲気を全て踏襲するわけでもない(例えば「トゥナイト」はラテンのリズム)。
純粋に演奏会用作品としてなら「シンフォニック・ダンス」の方が聴き応えがあるけれども、有名なメロディが次々と現れる、こちらのセレクションも十分に楽しめる。ただ、最後の「アメリカ」は短くて、ちょっと物足りない。
ちなみに「シンフォニック・ダンス」と共通しているナンバーは「クール」のみ。
(オーケストラ版の)録音はこのボストン・ポップス盤以外は知らないけれど、曲が曲なので不満も無く楽しめる。ただ「マリア」のタンバリンは...?
全く同じ構成の吹奏楽版もあって、「シンフォニック・ダンス」よりも演奏が簡単で、ニュー・サウンズの岩井直溥編曲版ほど柔らかくはなく、さらには一般受けもいいので、演奏される頻度も少なくない。
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