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バーンスタイン 交響組曲「波止場」(自作自演盤)

CD

 ■ L・バーンスタイン作曲/交響組曲「波止場」

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 ▲ L・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック

 1961年録音のSONY盤。

 E・カザン監督、M・ブランド主演の同名映画のために書かれた音楽による交響組曲。知名度は低いけれども、これも素晴らしい曲と演奏。

 冒頭、ホルンに始まる静かな導入から続く "Presto barbaro"。2台のティンパニとドラムによるアンサンブル(フーガ)。そこから始まる数分間は、正に息もつかせぬ展開で、完全に圧倒される。アルト・サックスのソロがカッコイイ!

 演奏については、この録音で文句は無し。これ以上の演奏は考えられない。

 これを聴いてしまうと、バーンスタインの新盤(イスラエル・フィル)は相当に聴き劣りがする。

 以後は落ち着きを取り戻し、叙情的な音楽(いわゆる「愛のテーマ」)が続くのだけれども、こちらも雰囲気抜群。

 「ウエスト・サイド…」の3年前の作品、しかもこの時まだ30代。歳をとってからの指揮者(マエストロ)のイメージが強いけれども、冷静に考えればバーンスタインはやっぱりスゴイ。

 聴くべし!!


 【新盤】

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 ▲ L・バーンスタイン指揮/イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団

 1981年録音。キリ・テ・カナワ、ホセ・カレーラスと共演した「ウエスト・サイド・ストーリー」の余白に収録されています。

 何はともあれ、まずは上の旧録音盤を。

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