チャイコフスキー/ガウク編 四季(管弦楽版)
CD
■ P・チャイコフスキー作曲(A・ガウク編曲)/四季
▲ E・スヴェトラーノフ指揮/ソビエト国立交響楽団
1974年録音。
1月から12月、12曲の小品から成るピアノのための組曲。中でも「舟唄」(6月)は単独でいろいろな楽器のために編曲されて演奏されることもあります。
ここで演奏されているのは、ソビエトの指揮者ガウクの編曲による管弦楽版。
まずは、このガウクの編曲が素晴らしく、決して踏み外すようなことはしrていないので、チャイコフスキーの音楽そのものを堪能できるし、オリジナルよりもさらに豊かな表現にもなっている。
1月の「炉端にて」の暖かく優しい音楽から、締めくくりの「クリスマス」(12月)は魅力的なワルツ。
それらの音楽をスヴェトラーノフは思い入れたっぷりに演奏し、さらに「狩り」(9月)では金管楽器の豪快なサウンドも楽しめる。
▲ N・ヤルヴィ指揮/デトロイト交響楽団
1995年、1996年録音。
聴き易い演奏で、もちろん悪くはないのだけれども、スヴェトラーノフ盤に比べるとかなり薄味。もし最初にこの演奏を聴いていたら、この曲(編曲)にあまり興味は持てなかったかもしれない。
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