日フィル定期(コバケン)
◆ 日本フィルハーモニー交響楽団 第677回定期演奏会
指揮:小林研一郎
リムスキー=コルサコフ作曲/交響組曲「シェエラザード」
ストラヴィンスキー作曲/バレエ音楽「春の祭典」
サントリーホールにて。
「コバケンさん、こんな曲も振るんだ(いつもブラームスとかチャイコフスキー振ってるイメージだったけど)...」ということで聴きに行ったコンサート。
前半の「シェエラザード」は驚くほど力が抜けた淡々とした演奏。もっと濃厚なものを期待していたので肩透かしを食らった感じ。後半に備えてセーブしているわけではないだろうけれども...。
ソロも含めて管楽器が今一つ心もとない。冒頭、『王のテーマ』に続く木管のハーモニーも各自が思い思いに吹いているようで全くまとまりがない。
休憩後の「春の祭典」でも管は相変わらず不安定。特に小クラリネットは絶不調。
それはともかく、最後のスピーチ(?)で言っていたように、頭では理解できない『奇々怪々』な音楽。昨今の音符がきれいに整理された演奏とは無縁。良くも悪くも混沌としたカオスのエネルギー。
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