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フィンランド放送交響楽団(リントゥ)

 ◆ フィンランド放送交響楽団

 20151104

 指揮:ハンヌ・リントゥ

   シベリウス作曲/交響詩「フィンランディア」
   シベリウス作曲/ヴァイオリン協奏曲(独奏:諏訪内晶子)
   シベリウス作曲/交響曲第2番
   【アンコール】
   シベリウス作曲/「ベルシャザールの饗宴」から「ノクターン」
   シベリウス作曲/レンミンカイネンの帰郷

 サントリーホールにて。フィンランドの指揮者、オケによるシベリウス。曲も定番中の定番。

 アクションも大きく、ダイナミックにオーケストラをドライブするけれども、ドライで情に訴えるようなところがない。

 交響曲フィナーレの第1主題はやたらとテンポが速いし、第2主題もそっけない。「こういうのもありか」と新鮮ではあるけれども、残るものが今一つない。

 むしろアンコール2曲、静けさの中にフルートのソロが印象的な「ノクターン」、ひたすら前へ前へと突っ走る「レンミンカイネン…」のほうが合っていると思う。

 リントゥさん、2008年と2015年に都響の定期演奏会に登場していて、プログラムのせいもあってか、その時はそれほど話題にならなかったようですが、今日の会場は大いに盛り上がりました。

 ちなみにフルートのトップは日本人男性(Yuki Koyama さん)、トランペットの3番は日本人女性(Atsuko Sakuragi さん)でした。

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