ムソルグスキー(ゴルチャコフ編) 組曲「展覧会の絵」(マズアの映像)
DVD
■ M・ムソルグスキー作曲(ゴルチャコフ編曲)/組曲「展覧会の絵」
▲ K・マズア指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
1993年ライブ録音。モスクワ音楽院教授のセルゲイ・ゴンチャロフによる編曲版。
同じくマズア指揮によるCDも出ているけれども、未知の編曲なので映像の方が断然面白い。
最初の「プロムナード」はトランペットのユニゾンで演奏されるけれども、以後は弦楽器を中心に演奏されて、ラヴェル版のよう変化は無い。
解説にあるように「ロシア的な性格を強めている」とも言えるけれども、「古城」のソロがミュートを付けたトランペットだったり、「二人のユダヤ人」のソプラノ・サックスなど、かなりモダンなサウンドになっている。
強奏で始まり、分厚い弦楽器をバックにホルンがメロディを奏する「牛車」はオリジナルのイメージ通りといえる。
マズアは1971年にライプチヒで東独初演、1981年に読売日響を振って日本初演している。
完全にこの曲(編曲)をレパートリーにしているようで、堂に入っている。またオケもそれに応えて見事な演奏を聴かせてくれる。
好き嫌いは別にしても、ラヴェル版と比べて決して聴き劣りするものではなく、日本のオケでも演奏してほしい。
▲ K・マズア指揮・ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
こちらはCD。1990年録音。
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