櫛田てつ之扶 飛鳥
CD
■ 櫛田てつ之扶作曲/飛鳥
【原典版】
1969年作曲。JBAの作曲賞に入賞。
作曲者曰く...
「ゆるやかに流れる飛鳥川のほとりで、かつては壮麗さを誇ったであろう宮殿や寺院が荒廃している姿を見たとき、何ともいいがたい感情の高まりを覚えました。この曲を書くことにより、私自身の心のよりどころを知ろうと思いました。」
▲ 秋山和慶指揮/東京佼成ウインド・オーケストラ
1980年録音。
楽譜は以前はアカデミア・ミュージックからレンタルされていたのだけれども、現在は不明です。
【改訂版】
1994年、大阪府立淀川工業高校吹奏楽部のために改訂。
作曲者曰く...
「ハープを加えて、サクソフォーンとブラスセクションのハーモニーゼーションを加筆改訂しました」
編成にハープが加わったことで、特にエンディングではティンパニにハープのグリッサンドが加わり、随分と印象が違ってくる。
ただ、それ以外にも改訂された部分もあり、例えばエンディングの少し前、法螺貝を模倣したホルンの後、和音が次第にテンポを速めていく印象的な部分。ここを原典版では音符で表現しているけれども、改訂版ではテンポの加速は指揮者に任せられている。
▲ 木村吉宏指揮/大阪市音楽団
1997年録音。
上記CD(BRAIN)には「改訂版は市販されていない」と記載されているけれど、現在は出版されています。
| 固定リンク
コメント