ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(PJBE)
CD
■ M・ムソルグスキー作曲(E・ハワース編曲)/組曲「展覧会の絵」
▲ E・ハワース指揮/フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル
指揮のE・ハワースの編曲による金管アンサンブル版。1977年録音。
最初にLPで発売されたとき、「金管だけで『展覧会の絵』の全曲を!?」と関係者間で話題になった録音。
金管楽器と打楽器だけによる演奏だけれど、「チュイルリー」「リモージュの市場」「殻を付けた雛の踊り」などの『難曲』も見事に吹きこなしている。
オリジナルのピアノ版をベースにしていて、「牛車」もラヴェル版と違って強奏で開始される。
冒頭の「プロムナード」からソフトで品の良いサウンド。「キエフの大門」「カタコンブ」などはお手の物。「チュイルリー」「リモージュの市場」「殻を付けた雛の踊り」などの『難曲』も見事に吹きこなしている。
ムソルグスキーの土臭さは無いにしても(これはラヴェル版も同じか)、見事なアンサンブルと音楽で、単なる『企画モノ』「金管で演奏しました」という以上の聴き応えのある演奏。
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