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ムソルグスキー オペラ「ホヴァンシチナ」前奏曲

music CD

 ■ M・ムソルグスキー作曲/オペラ「ホヴァンシチナ」前奏曲

 ムソルグスキーの未完のオペラの前奏曲。

 その、リムスキー=コルサコフ編曲版(以下K版)とショスタコーヴィチ編曲版(以下S版)の両方を収めている優れもののスコアが全音から出ています。

 Hovan2_2

 細かい部分はともかく、旋律を受け持つ楽器が異なっているので、耳で聴いても違いはすぐに分かります。

 例えば...

 【冒頭の16分音符】
  K版 ヴィオラ→フルート
  S版 ヴィオラ→ヴァイオリン

 【旋律の最初の提示】
  K版 オーボエ+ヴァイオリン
  S版 クラリネット

 一番大きな違いは、K版が変ニ長調で終わるのに対して、S版は変イ長調で終わっていること。ベースとなっているオリジナルを見たことがないので、どうしてこのような差異が出てくるかは分かりません。

 私が所有しているショスタコーヴィチ編曲版のCDは以下の2つ。

cd

 Img031

 ▲ V・ゲルギエフ指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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 ▲ C・アバド指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ゲルギエフ盤は指揮者のキャラが前面に出て重苦しく、アバド盤(編曲者の記載は無し)は丁寧な印象はあるけれどもインパクトは弱い。

 ちなみに、両者とも、ホルンなどが鐘の音を模す部分で、スコアを変更して木管の旋律にヴァイオリンを重ねています(つまり、コルサコフ版を踏襲している)。

 確かに、その方が聴き映えがするかもしれないけれども、できればスコアをそのまま演奏してくれた方が嬉しかったです。

 なお、以下のCDですが...

 Img033

 ▲ G・ショルティ指揮/シカゴ交響楽団

 ショルティ&シカゴ響の最後の録音(コンサートのライブ)だそうで、プログラムはショスタコーヴィチ作曲の交響曲第15番をメインに、ムソルグスキー作曲「死の歌と踊り」のショスタコーヴィチ編曲版。

 であれば「ホヴァンシチナ」もショスタコ版か...と思いきや、一般的なコルサコフ版でした(ガッカリ)。

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