J・ウィリアムズ 「未知との遭遇」組曲(メータ&ロスフィル)
CD
■ J・ウィリアムズ作曲/「未知との遭遇」組曲
▲ Z・メータ指揮/ロサンゼルス・フィルハーモニック管弦楽団
1977年録音。
1977年公開の映画のための音楽からの組曲。『組曲』とは言っても休みなく演奏される。
当初、LPで発売された時は「スター・ウォーズ」組曲とのカップリングで、曲の注目度的にも、いかにも『オマケ』といった感じであったけれども、これが意外にいい曲で、何度も繰り返し聴いた。
冒頭のトーンクラスター風の不協和音から、前半は混沌とした『ゲンダイ音楽』風の展開が続く。
やがて音楽が透明感を増していく中、宇宙人(UFO)と交信する『5つの音』によるモチーフが現れる。
音楽は調性を持ち始め、豊かでロマン的な雰囲気を持ちつつ盛り上がり、金管楽器が5つの音を高らかに奏するクライマックスとなる。
構成が上手く出来ているし、後半はいつものJ・ウィリアムスのサウンドを堪能できる。
演奏時間13分弱、長いようだけれどもアッと言う間に聴き終えてしまう名曲。
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