メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲(フルート版)
CD
■ F・メンデルスゾーン作曲/ヴァイオリン協奏曲ホ短調(フルート版)
▲ ヤノシュ・バーリント(フルート)
P・モランディ指揮/ブダペスト交響楽団。1991年録音。
あの有名な「メン・コン」のフルート版。編曲はソリストのバーリント、1961年生まれでブダペスト響の首席奏者を務めた方だそうです。
元々メロディ中心の曲であることもあり、非常に上手くフルートに移されていて、ほとんど違和感なしと言っていい。
バーリント氏のフルートは(伴奏のオケ共々)かなり地味だけれど、奏者のキャラ(個性)を前面に出し過ぎない分、この演奏を『キワモノ』的なポジションから救っているように思い、もし、ゴールウェイあたりが吹いたら、完全に『彼の曲』になってしまっていたでしょう。
もう少し『華』がほしい気もするけれど、とはいえ、テクニックは実に素晴らしく、早いパッセージなども見事に吹き切っていて、単なる『企画モノ』以上の演奏。
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コメント
速いパッセージ?
投稿: | 2024/11/22 15時59分