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モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」(ワルター&NYP)

CD

 ■ モーツァルト作曲/交響曲第38番「プラハ」

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 ▲ B・ワルター指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック

 1954年録音。

 録音が古いモノラルであること、木管などの音色の魅力が今ひとつであること。気になるのはそれだけ。

 第1楽章の主部などは「これ以外にはあり得ないだろう」、という音楽。

 リピートは全てカットしているので、終楽章は4分かからずに駆け抜ける(ノリントン盤は8分...単純に2倍)。ふくよかで暖かい音楽。

 驚くべきことに、このときワルターは80歳間近(1876年生まれ)。巨匠風な重苦しさは皆無。音楽は全く停滞せずに、瑞々しい。

 世代のせいもあるかもしれないけれど、「やっぱり、モーツァルトはワルター」と思ってしまう。

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