ドヴォルザーク チェロ協奏曲(ロストロポーヴィチ&スヴェトラーノフ)
CD
■ A・ドヴォルザーク作曲/チェロ協奏曲
▲ M・ロストロポーヴィチ(チェロ)
E・スヴェトラーノフ指揮/ソビエト国立交響楽団。
1968年8月21日、ロイヤル・アルバート・ホールでのライブ録音。この日はソビエトがチェコスロヴァキアへ侵攻した翌日であり、会場は異様な雰囲気に包まれる。
演奏者がステージに登場すると、なにやら(おそらくソビエトを批判する)罵声が飛び、それに賛同するかのような喚声と大きな拍手が沸き起こり、そんな中で演奏が始まる。
ロストロ氏のチェロは熱く昂ぶる気持ちを押さえられないように前のめりに突き進み、あるいは想いのこもった深い歌。
これから絶頂期を迎える上り坂の若きスヴェトラーノフ指揮するオケはパワフルであり、このチェロに応えるにはこの時代のこのコンビしかあり得ないでしょう。
そして、演奏が終わった後の大歓声と拍手...。
一般的な「スタジオ(セッション)録音」とは全くレベル(質)の違う「ドキュメント」。
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