グラナドス スペイン舞曲集(管弦楽編曲版)
CD
■ E・グラナドス作曲/スペイン舞曲集(管弦楽編曲版)
▲ S・ブロントス指揮/バルセロナ交響楽団&カタロニア国立管弦楽団
2000年録音。ラファエル・フェラールによる管弦楽編曲版。
混成オケなのか、曲ごとにオケが違うのかは不明。
原曲はピアノ独奏曲だけれど、やはり管弦楽編曲版が知られるアルベニスの「イベリア」組曲に比べるとはるかにシンプルで素朴な音楽。
オーケストレーションは下手をすると常套的になってしまうし、凝りすぎても曲本来の良さが消えてしまうけれど、この微妙な境界を上手くクリアしている、とてもいい編曲。
原曲の味わい、スペイン的な情感が、管弦楽の表現力をもってストレートに伝わってくる。
全12曲から成る曲集(中でも第5番「アンダルシア」はギターなどでも演奏され有名)、通して聴くのが長ければ、それぞれ独立した曲としてお気に入りのナンバーを抜き出して楽しむのも良し。
「スペインの管弦楽曲」というキー・ワードに反応する人は是非。
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