ムソルグスキー 「禿山の一夜」原典版(アバド&BPOの来日公演)
DVD
■ M・ムソルグスキー作曲/禿山の一夜(原典版)
▲ C・アバド指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1984年10月14日、サントリーホールでのライブ録画。
この『原典版』、確かに構成的にはとりとめないところもあるけれども、大胆で、斬新で、パワフルで、奇々怪々...ムソルグスキーというのは本当にこんな凄いスコアを書いていたのだろうかと、俄かには信じがたい気もする。
一般的に知られているのは、リムスキー=コルサコフによる編曲版だけれども、こちらは見事に整理・整頓され、最後に『夜明け』の場面を追加するなど、ストーリー性も十分。
しかしながら、オリジナル版の強烈さ、鮮烈さはすっかり削ぎ落とされてしまい、早い話が完全に(優等生的な)コルサコフの音楽になってしまっている。
アバド&BPOの1994年来日公演のライブ(TVでも放送されました)。
若々しいアバド。元気いっぱいで、本当に楽しそうに、溌剌と指揮をしている。
フルートのトップは入団したて、まだ20代前半のパユ(見るからに若い)。
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