P・ヤルヴィ&ドイツ・カンマー・フィル(ブラームス)
ドイツ・カンマー・フィルハーモニー管弦楽団
東京オペラシティにて。
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
ブラームス作曲/ピアノ協奏曲第1番(ピアノ:ラルス・フォークト)
ブラームス作曲/交響曲第1番
前半のコンチェルトもよかったけれども(アンコールの「ワルツ」も)、やっぱり、後半の所謂「ブラ1」。
音楽室の壁に飾ってある、どっしりと構えた髭もじゃのブラームス先生ではない。
冒頭から速いテンポでエネルギッシュにガンガン飛ばす。
表現の起伏が大きく、部分部分では色々な(大胆な)表情を見せるけれども、本筋は外さず、フィナーレのコーダではコラールを高らかに歌い上げ、まさに歓喜の絶頂で曲を締める。
期待通り、楽しめました。そのうちCDが(映像も?)出るでしょう。
アンコールはハンガリー舞曲の第10番と第1番。
ちなみに「ハンガリー舞曲集」全21曲の中で、ブラームス自身がオーケストレーションしたのは、この2曲と第3番の3曲のみ。
その自在な音楽は、第10番なんかは初めて聴く曲のように感じたし、第1番での即興的な表現もお見事で、「(お約束として)とりあえず演奏しました」というようなアンコールとは一線を画していました。
席は2階のLサイド、オケの真横に近い場所だったので、音のバランス的には今一つだったけれども、ヤルヴィの指揮はバッチリ見ることが出来ました。
NHKで放送されるそうなので、そちらも楽しみにします。
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