エリシュカ&読響
読売日本交響楽団 マエストロシリーズ
東京芸術劇場にて。
指揮:ラドミル・エリシュカ指揮
スメタナ作曲/歌劇「売られた花嫁」序曲
モーツァルト作曲/ピアノ協奏曲第21番(独奏:河村尚子)
ドヴォルザーク作曲/交響曲第9番「新世界より」
アンコールに「スラヴ舞曲第10番」。
何かと話題のエリシュカを聴きに行きました。
オープニングの「売られた花嫁」は、どっしりと力強い弦楽器をベースに、活き活きとした素晴らしい演奏。
アンコールの「スラヴ舞曲」も同様で、これも弦の響きを中心に、アンコール・ピースとしては定番のこの曲を、見事に聴かせてくれました。
この2曲については満足ですが...。
メインの「新世界」、がっしりとした響きの素晴らしさは変わらず。でも、管楽器は今一つ。
楽器のバランスとか、内声部の強調とか、ダイナミックの付け方とか、アーティキュレーションとか、はっきりとした自身の解釈を持っていて、ある意味手慣れた印象のある演奏。
確かに面白いと感じるところはあるけれども、その『手の内』が分かって、もう一度聴きたいかとなると「?」ではある。
モーツァルトは重くて、ピアノとアンマッチ。
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