外山雄三 ディヴェルティメント(岩城&OEK)
CD
■ 外山雄三作曲/管弦楽のためのディヴェルティメント
▲ 岩城宏之指揮/オーケストラ・アンサンブル金沢
2002年のライブ録音(拍手付)。
有名な「ラプソディ」(1960年)のすぐ後、「岩城宏之の委嘱で、彼の欧州楽旅のために書かれ、1962年、岩城指揮のチェコ国立放送交響楽団が世界初演」されたそうです。
冒頭は「ドンパン節」によって壮大に、また華やかに始まる、日本民謡をベースにした、基本的には「ラプソディ」と同じコンセプトの姉妹作(?)。耳馴染みのあるメロディが色々と出てきます。
3楽章形式で、構成などは「ラプソディ」よりも凝ったものがあるけれども、「ラプソディ」での奏者が打ち鳴らす拍子木によるオープニングとか、中間部のフルートソロ、そして最後の打楽器のリズムも景気の良いエキサイティングな「八木節」。こういった分かり易いインパクトには欠けていて、それゆえ演奏される機会も少ないのだと思う。
昔から、とにかく一度聴いてみたくて、ようやく見つけたのがこのCD。これ1曲のために買いました。
演奏は、ちょっと上品に過ぎるような気もするけれども、音源として貴重です。
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