マーチ・イン・ハイファイ(フィードラー&ボストン・ポップス)
CD
■ マーチ・イン・ハイ・ファイ
▲ A・フィードラー指揮/ボストン・ポップス管弦楽団
1958年録音。収録曲は以下の通り。
1.「アイーダ」~大行進曲 (ヴェルディ)
2.おもちゃの行進曲 (ハーバート)
3.忠誠 (スーザ)
4.「組曲第1番」~小行進曲 (チャイコフスキー)
5.「ヤンキードゥードル」(M・グールド編曲)
6.アップ・ザ・ストリート (モース)
7.ラコッツィ行進曲 (ベルリオーズ)
8.76本のトロンボーン (ウィルソン)
9.「コーカサスの風景」~酋長の行進 (イッポリトフ=イヴァーノフ)
10.サンブル・エ・ムーズ連隊行進曲 (プランケット)
11.トルコ行進曲 (ベートーヴェン)
12.ボギー大佐(アルフォード)
13.ディキシー(エムメット)
14.「アメリカン・サリュート」(M・グールド)
15.ストライク・アップ・ザ・バンド (ガーシュウィン)
ボストン・ポップスによる『マーチ集』。色々なタイプの音楽が並んでます。
「1」は導入の後に、いきなり例の有名なアイーダ・トランペットによるる旋律が始まる。
オリジナルにとらわれずに自由に編曲されていて、『クラシック・ファン』は眉を顰めそうだけれども、これが意外に聴けてしまう。
「2」はミュージカルからのコンサートマーチ。
「5」は、日本では「アルプス一万尺」の歌詞で知られるアメリカ民謡をM・グールドが編曲したもの。金管も活躍し、ジャズ風になったりと、とても凝ってます。
「8」は吹奏楽で頻繁に演奏される岩井直溥編曲版の原型となっている曲(進行は同じ)。
「14」も吹奏楽版でも有名な曲のオリジナル。
スーザ作品に「星条旗」ではなく「忠誠」を持ってくるところもシブい。
「4」は4曲あるチャイコフスキーの「組曲」の中の1曲から。ライナーも録音しているけれども、小編成による可愛らしい音楽。
いわゆるクラシック作品は他にも色々と選択肢はあるだろうけれども、それ以外にも魅力的な曲がたくさん入っている、聴きどころ満載の1枚。
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